公務員の皆さんが毎年気にされている、職員の給与に関する勧告。
人事院から毎年発表されるそうですが、今年は給料月額が大幅に上昇するのでは?と話題になっています。
公務員の給与に関する勧告とは何なのか、調査しました。
テーマは「公務員の差額支給2024はいつから?計算方法や支給額はいくらになるか調査!」です。
こちらの記事で分かること
- 公務員の差額支給2024はいつから?
- 公務員の差額支給の計算方法や支給額は?
- 公務員の差額支給についてSNSの声は?
ぜひ、最後までご覧になってください。
公務員の差額支給2024はいつから?
支給時期
差額支給は国・自治体のすべてで12月末に支給されます。
支払日は自治体によって異なるようですが、各自治体の最終営業日付近が多いです。
だいたい12月27日あたりになるようですね。
差額支給が発生する理由
公務員の給与は、民間企業の給与を参考に決定されます。
民間企業の給与が上がると、公務員の給与も上がるというわけですね。
なぜ4月までさかのぼる?
差額支給はその年の4月までさかのぼって計算されます。
給与改定は4月の時点で官民の給与差を比較しているためです。
差額支給は毎年あるとは限らない
差額支給は民間企業と公務員の給与を比較し、民間企業よりも低い水準の場合に行われます。
そのため同じ水準の場合は差額支給はありません。
実際に民間企業も苦しい営業を余儀なくされたコロナ禍の時期は、差額支給はなかったそうです。
逆に民間企業よりも高い水準の場合は、給与から回収されてしまうこともあります。
公務員の差額支給の計算方法や支給額は?
差額支給の対象
差額支給の対象
- 基本給
- 地域手当
- 時間外勤務手当
差額支給の対象となるのは上記の3つとなります。
地域手当と時間外勤務手当は基本給と連動しているため、対象となっているんですね。
基本給と直接関係のない通勤手当や扶養手当は、対象外となっています。
ボーナスもまた、支給月数を調整して対応するので対象外です。
差額支給の計算例
差額支給が実際にいくらもらえるのか、計算の一例をご紹介しますね。
計算例の条件
- 令和6年度に相模原市役所に大卒で入庁した新卒職員(地域手当12%)
- 基本給:196,000円
- 改定後の給料月額:219,900円(+23,800円)
- 月当たりの勤務日数:22日
- 1日の勤務時間:7時間45分
- 残業時間:月10時間(時間外勤務の時給補正率25%)
上記の条件で、令和6年4月から12月までの9ヶ月分の計算をしてみます。
差額支給の計算例
- 基本給:23,800円×9=214,200円
- 地域手当(相模原市12%):23,800円×0.12×9=25,704円
- 時間外勤務手当(月10時間):
(23,800円×1.12(地域手当込み))÷22日÷7.75時間×1.25×10時間×9=14,070円
こちらの計算結果を合計すると、253,974円になります。
税金分は引かれるので、手取りでは20万円くらいになるでしょうか。
あくまでも一例なので、実際の差額支給額は自治体や勤務状況で変わってくる可能性があります。
差額支給は若手の方が多い?
公務員の差額支給は、若年層に多く支給される仕組みになっているそうです。
離職を防いだり、優秀な人材を確保するためのようですね。
それだけ公務員のお仕事は大変、ということでしょう。
公務員の差額支給についてSNSの声は?
差額支給についてSNSの声を集めました。
これ、追加支給じゃなくて、ベースアップ分の差額でしょ
本来は今年の4月からもらわなくちゃならない分が精算されただけで、誤解を生む表現だなや、これ
まぁ、公務員たたいて「いいね」を多くしたいんだろうから仕方ないか— ドクターあがさ (@ykks21522) December 11, 2024
国家公務員のボーナスとか給与法改正による差額支給に批判してるコメント見ると、とても悲しくなる。
批判してる人のうち何人があの過酷な環境で仕事ができるのか……— しみず さむ(ぺったん) (@petas000) December 10, 2024
年末差額支給なんて、公務員だけの特権じゃないのか?
ボーナス満額もらって、さらにちょっと足りないんで追加でくださいってか?
ホクホク顔で税金にしがみつく公務員に、これ以上の無駄遣いは許されないだろ。— 正論 (@seirongj) November 21, 2024
他にはこんな声も
- 差額支給なんて、公務員の特権
- 税金の無駄遣い
- 民間じゃあり得ない
- 残業多くてきついけど、12月の給料のこと考えるとがんばれる!
- 公務員給与は民間の6ヶ月遅れで賃上げされる
- 正直羨ましい
差額支給について否定的な意見も見受けられました。
公務員は民間よりも多い給料をもらっている、と誤解されているようです。
ですが民間企業の給与と比較した差額分が支給されるので、大きな開きはないと思います。
様々なものが高騰する中、民間企業も公務員も賃上げは必須ですよね!
まとめ
「公務員の差額支給2024はいつから?計算方法や支給額はいくらになるか調査!」についてご紹介しました。
差額支給は公務員と民間企業の給与を比較したものです。
民間企業よりも水準が低ければ、その分の差額をもらえるということですね。
それに対しての誤解があるようですが、公務員の皆さんにはお仕事を頑張っていただきたいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!